楮(こうぞ)が黒谷和紙になるまで…

 

本日は、和紙ができるまでをご紹介いたします。

文章のみで読みづらく申し訳ないのですが、

ご興味のある方にお読みいただければ幸いです。

 

1.楮(こうぞ)収穫:12月、畑で育てた楮の木を切ります。

※翌年、同じ根から、また枝が伸びます。

 

2,楮蒸し:和紙は芯を使わず、皮を使います。

そのため皮を取りやすくするため蒸します。

 

3,加工:熱いうちに、使用する皮の部分をはぎ取ります。

※はぎ取ったものを黒皮(くろかわ)と呼びます。

そして乾燥させ保管します。

 

4,楮もみ:黒皮を川につけ、足で踏んで揉みます。

 

5,楮そろい:表皮とキズを削り取り白皮(しろかわ)にして保管します。

 

6,煮ごしらえ:水に2日ほどつけて柔らかくします。

 

7,楮煮:煮ます。

 

8,みだし:水洗いし、小さなゴミを取ります。

 

9,紙たたき:餅つきのように叩いて繊維をほぐします。

 

10,ビーター:水と叩いた楮をビーターという機械に入れ、

どろどろの綿状・紙素(しそ)にします。

 

11,紙漉き:ここにきてようやく紙漉きです。

漉き船に水、紙素、そして植物トロロアオイの根から

出てくる粘液・サナを入れ、簀桁(すげた)で漉きます。

 

12,押し:漉き重ねたものをプレスし、水をしぼります。

 

13,乾燥:蒸気ボイラー乾燥機か板干しで乾燥させます。

 

14,選別:紙の重さや出来具合などをチェックします。

 

15,納品:それぞれの行き先へ。

 

 

こんな感じで和紙は生まれています。

 

この流れを見るだけでも和紙が数日で完成するものではない、

大変な作業からできることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

和紙は、きれいな水がないとできません。

夏は暑いのでふっくらとした和紙、

冬は寒くて水が冷たく澄んでいるので引き締まった和紙ができます。

 

(8)の みだし では氷のような冷たさの水中に1日中手を入れたまま作業が行われます。

 

でも、職人さんは何も言わずただ黙々と作業に集中しておられます。

 

以前、このように伺いました。

「紙漉きは精神性をつないでいる」 と。

 

そのように生まれた和紙をARATAは使わせていただいております。

植物の命をいただき生まれた和紙を、

手から手への温もりを込めて、

ひとつずつ丁寧に真剣に、ARATAは制作しています。

 

 

 .