昨日は…

NO IMAGE

岡山県のお寺に納品に行ってきました。

その時、前回納めたお堂の飛天の天蓋が設置されたとのことで見せていただきました。(奥にある赤紫に見える横長のもの)

一見普通に見えますが、実はこれ西陣織で作っているんです。

まず飛天の図柄を起こし、それを得意とする和紙へ特殊美術印刷をしました。そして、余白にあるパラパラしたもの…これは金箔と螺鈿を貼りました。この作業が大変!!全神経を集中させて作業します。金箔も螺鈿もあとで裁断しても大丈夫なようにこちらにも秘密の特殊加工がされています。どの工程も大変だけど、次の工程の裁断も大変!!!なんとこれを1㎜くらいに裁断!!!お分かりいただけるだろうか…一番下の写真、シマシマに見えるかな?これが裁断の幅です。千切れないように特殊加工したり裏打ちして補強したり…1本でも千切れたら、はい終了!ってやつで、職人さん泣かせの仕事になりました(´Д` )職人さんごめんなさい、でもありがとうございましたm(_ _)m

さてさて、大変な作業はまだまだこれからです。。。

次はこれを絹糸と織り込まないといけない。。。

これも職人さん泣かせの仕事になったなぁ(´Д` )こちらにも本当に無理を言ってごめんなさい、でもでもありがとうございましたm(_ _)m

本当は通常の織物みたいにカシャンカシャンとリズムよくいきたいとこだけど、これはそうもいかなくって、これまた1本1本手で織っていく大変な感じ。

 

この大変さはなかなか文章で表せないなぁヽ( ̄д ̄;)ノ

 

まっ、とりあえず何とか織り上げましたと。

それからは軽量に仕上げたパネルに張り込み、周囲には金箔加工を、裏面にはきれいな織物を貼って完成!

 

おそらく日本で初めてのタイプの天蓋になったと思う。お寺さんも大喜びいただけました。

 

この天蓋の発端は衰退してきている西陣織を守るため何かできないか?から考えたアイデアです。

みなさんご存知かと思いますが、着物文化は需要激減です。だから着物文化だけで物事考えると何も変わらないと思い、かたちを変えてでも守る!というARATAのチャレンジ精神から、たぶんできるだろう…きっとできるだろう…いや、これは何が何でもやらなあかんやろ!で始まりました。誰もやった前例がないからこそやるべきだし、できるはず!(一番苦労したのは職人さんですがね…だって僕は帯なんか作ったことないから、でも、もちろん作る前に軽ーくゆるーく相談して、ある程度できそうな感じを得てからしましたよ、であとは説得と勢いでGO!)

でも、実際やってみてやっぱり良かった!

うまいこと納まってホントに良かった!

 

ご協力いただいた多くの職人さん、本当にありがとうございました。色々ご迷惑をお掛けしたと思いますが、それは本当に申し訳ございませんでした。またよろしくお願いいたします。

 

ちなみに奥に掛かっている大きな掛軸、これ2mくらいやったかな…これも作らせていただきました。こうやって振り返ると色んなことしてるんやなぁ。

 

この絵は當麻曼陀羅と言って、極楽浄土を現されています。

奈良県にある當麻寺にある国宝が原本です。(もちろん許可を得ての複製です)

原本はなんと大きさ4mもあります。

原本は表には出ませんが、複製(複製と言っても相当古い)を拝むことができます。

イイとこですよ〜、是非行かれてみては?

當麻寺ホームページはこちら

 

だいぶ長文になりました_φ(・_・

すいませんm(_ _)m.